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マーケティングリサーチの仕事内容は?リサーチ会社経験者が解説

マーケティングリサーチ会社に興味があるけど情報が少ないなぁ。仕事内容や部門の特徴が知りたい。ホームページを見ても良いことしか書いてないし、知り合いいないし。ぶっちゃけどうなの?

そんな疑問にお答えします。

KOUSHO

こんにちは。マーケティングリサーチ会社出身の@KOUSHOです。

私は新卒から6年間マーケティングリサーチ会社(2社)で働いていました。

私自身、就職活動や転職活動において、マーケティングリサーチ業界のリアルな情報が見当たらず苦労した経験があります。

この記事では、私の経験からマーケティングリサーチの仕事内容や社内での仕事の進め方についてリアルな情報をお伝えしたいと思います。

当記事の内容は以下です。

  • マーケティングリサーチの仕事内容
  • マーケティングリサーチの具体的な進め方
  • マーケティングリサーチ会社の職種

 

マーケティングリサーチの仕事内容は?

マーケティングリサーチは、企業のマーケティング課題に対して、リサーチによって答えを出し、正しい意思決定を導く活動です

顧客のニーズを調べるだけじゃないの?

「調べる」だと半分不正解かな。ビジネスである以上売上や収益に貢献するために正しい意思決定を導くことがミッションだよ。

KOUSHO

リサーチ会社はリサーチを商売にしているが故に、リサーチすることが目的になってしまいクライアントの意思決定への貢献が疎かになっているケースが多いです。

今後リサーチ会社が生き残っていくためにはビジネスへの貢献が鍵になることを覚えておきましょう。

 

マーケティングリサーチの具体的な進め方は?

マーケティングリサーチのプロセスは以下のように進められます。

マーケティングリサーチプロセス

ポイントは、以下です。これが全てと言っても過言ではありません。

  • ビジネス課題を解決するために、適切な調査目的を設定すること。
  • 調査目的に対して、適切な答えを出し、クライアントに伝えて行動させること。

当たり前のように思われるかもしれませんが、意外とリサーチ会社のベテランでも出来ていない人は多いです。

調査は目的でなく、課題を解決するための手段であり、最終的にクライアントが行動しないと意味がありません。

マーケティングリサーチ会社の職種は?

クライアントの依頼に対して、調査目的の設定~企画〜実施〜報告書~プレゼンまでが一連の仕事の流れです。

リサーチ会社の多くは分業制になっており、依頼に対して、以下の体制でプロジェクトを進めます。

マーケティングリサーチの職種

大手企業の場合は、上記のように分業制になっていることが多いです。中小企業の場合は、全てのプロセスを1人で担当する場合が多いです。

個人としてのスキルは1人で全プロセスを担う方が伸びますが、企業としては分業の方が効率的なので難しいところです。

①営業(アカウントプランナー)

営業はクライアントの窓口になります。

個人として売上目標を持ち、売上を最大化するために、担当クライアントへの提案営業、引き合いに対する対応窓口になります。

主な仕事内容は以下です。

  • クライアントのビジネス課題のヒアリング
  • 受注後のプロジェクトマネジメント (社内での進捗管理、打ち合わせ、スケジュール調整など)
  • 費用交渉

 

営業部門の特徴は?

新卒採用で配属されるケースと、他業界の営業経験者が中途で入ってくるのが2大パターンです。

いずれも調査の実務経験が無い場合も多く、リサーチという特殊な無形商材を扱いますので最初は苦労します。

顧客の課題解決の姿勢がない単なる窓口や伝書鳩みたいな人もいます。リサーチ経験もあり、クライアントとビジネスやリサーチの深い話ができる営業マンもいますが少数派です。

新卒採用でリサーチャー希望の場合、特に大手リサーチ会社では営業の配属リスクがあるので要注意です。

営業から入ってリサーチスキルを身につけるのは容易ではないため、リサーチャー希望の方は配属リスクも確認しておくことをおすすめします。

無形商材の営業スキルを伸ばす目的で入りたい場合はその限りではありませんが、その場合はリサーチ会社じゃない方が良いかもしれません。

 

②リサーチャー

リサーチャーの仕事は、クライアントの依頼に対して、調査を企画、実施、報告書作成までのアウトプット作成を担います。

  • クライアントのビジネス課題のヒアリング~調査目的への落とし込み
  • 調査企画~実施~分析~プレゼンテーションまでの全工程の管理

調査の実施部分は③オペレーション部門が担うため、オペレーション部門との連携も必要です。

近年の傾向としては、分業制の会社が増えています。

全てを自分でやる職人というよりは、調査企画や調査票作成などの企画部分、分析部分等アタマを使う部分に注力し、それ以外の作業は人も使いながら効率的に仕事を回す能力も求められます

全部自分でやらないと気が済まない職人タイプも上の世代には残ってますが長時間残業で身体壊したりしますし、マネジメントからは好かれませんので真似しないようにしましょう。

 

リサーチ部門の特徴は?

営業よりも枠が少ないため、新卒採用での配属はやや難易度が上がる傾向が見られます。

中途採用はリサーチ、分析経験者(多くは同業界)からの転職が多いですが、最近はリサーチャーやアナリストの経験者の確保が難しく、30代の未経験者でも素養があれば採用されるようです(大手リサーチ会社談)。

クライアントの課題に向き合い、課題解決のためのツールであるリサーチスキルが身につくため、リサーチ会社の中では最もおすすめできる職種です。

リサーチ会社出身であれば、中途採用では、当然リサーチの実務経験は期待されます。

③オペレーション部門

オペレーション部門は、リサーチャーが企画した調査を実施し質の高いデータを取得することが仕事になります。

調査の企画や調査票作成等はリサーチャーが担いますので、リサーチスキルが身につかない点は要注意です。

  • リサーチャーが企画した調査を実施し、データを取得する
  • データクリーニング、集計などデータを使える状態にする

 

基本的に調査手法で担当が分かれており、①インターネット調査、②定性調査(インタビュー等)に分かれます。

  • ①インターネットリサーチは、リサーチャーが作った調査票からWEBの調査画面を作りモニターに配信しデータを取得します。

 

  • ②定性調査は、リサーチャーが企画した条件の対象者をリクルートし、調査当日の会場でのオペレーションも担います。

オペレーション部門のミッションは、ミス無く質の高いデータの提供と、効率的なオペレーションの実現です。

 

オペレーション部門の特徴

新卒の配属がメインになります。中途採用も一部います。

基本的に、クライアントと直接対峙することは少なく、調査の企画、分析など肝の部分に関われないため、市場価値が上がりにくい傾向があります。

大手リサーチ会社でオペレーション部門の知り合いが転職しようとしたら、クライアント対応や分析経験が無いためかなり苦労していました。(結局同業界のオペレーション部門にスライド転職となりました)

マーケティングやリサーチャーとしてキャリアアップを考えているのであれば、オペレーション部門は避けた方が望ましいです。

特に大手リサーチ会社はオペレーション部門の人数が多いため、配属される可能性もあります。配属の可能性としては、営業≒オペレーション>リサーチャー>その他といった感じです。

その場合は、なるべく早くリサーチャーの部門に異動できるように希望を出しておき、リサーチャーが作った企画の型を数多く見たり、また実際にデータを取得する際に得られる気づきをリサーチャーになった時に活かせるように学びましょう。

 

④データサイエンス部門

データサイエンス系の部門は大手リサーチ会社に存在します。

基本的にリサーチ実務はリサーチャーが対応しますが、多変量解析等の少し高度な手法の依頼があった時に対応します。

データサイエンスに強いリサーチャーもいますが大半のリサーチャーは強くないので、データサイエンス部門が対応します。

 

データサイエンス部門の特徴は?

大学院卒で学生時代からデータサイエンスをやっていた新卒が配属されるか、中途採用でデータサイエンス人材が入社するパターンが一般的です。

個人的印象では、分析の方法論に寄り過ぎていて、クライアントのビジネス課題と向き合う機会が少ない点がネックです。

社内の多変量解析屋さんになってしまっては宝の持ち腐れですし、今後手法自体はコモディティ化していきますので、データサイエンスも分かるリサーチャーになった方が良いのかなと思います。

 

⑤コーポレート系部門

経営企画、財務、人事、総務など他業界同様のコーポレート部門です。

直接クライアントや、リサーチ業務に関わらないのでリサーチ会社らしい仕事はありませんが、会社を裏で支える存在です。

 

まとめ

マーケティングリサーチは、企業のマーケティング課題に対して、分析によって答えを出し、正しい意思決定を導く活動です。

マーケティングリサーチの仕事の進め方は以下。

仕事の進め方
  1. ビジネス課題のヒアリング
  2. 調査目的の設定
  3. 調査企画
  4. 調査票作成
  5. 調査実施
  6. 集計、分析、報告書作成
  7. プレゼンテーション

 

以下の2点が重要。

  • ビジネス課題を解決するために、適切な調査目的を設定すること。
  • 調査目的に対して、適切な答えを出し、クライアントに伝えて、意思決定を促すこと。

 

マーケティングリサーチ会社の職種は以下の通り。

  1. 営業担当
  2. リサーチャー
  3. オペレーション
  4. データサイエンス
  5. コーポレート部門

 

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