とにかく残業が多過ぎてもう限界だ。毎日しんどい。転職した方が良いかな?
こんな疑問にお答えします。
KOUSHO
こんにちは。元社畜の@KOUSHOです。
私もかつて残業に苦しめられました。
新卒で入った会社は残業月100時間オーバーはデフォルトでした。入社2年目に気づけば月150時間+土日も自宅で仕事をするくらいの社畜でした。
今はコンプラ的に無理だと思いますが年間1500時間の額面を見たときは笑いましたね(残業代は基本給超え)。
当時は量をこなせば成長すると勘違いしていましたが、そんな私も今は転職してほぼ定時帰りになり価値観が180度変わりました。
今なら断言できます。過度な残業は人生において無駄な時間です。あなたが本来大事な人と過ごしたり、勉強するべき時間を安い時給で売るべきではありません。
環境が良くなるのを待つのでなくあなた自身が動いて残業地獄から抜け出しましょう。
この記事では残業に苦しむ方が抜け出すための後押しになれば幸いです。
当記事の内容は以下です。
- 残業を排除すべき理由
- 残業を減らすためにできること
- 環境が変わらないなら転職する
目次
残業したくないは正しい価値観。残業を排除すべき理由
残業が大変なら今すぐ残業を排除するために行動すべきです。
個人的には月50時間以上あると多過ぎると思っています。
妻
その説はご迷惑おかけしました。今考えるとどうかしてたよね。
KOUSHO
私が残業を辞めるべきと考える理由は以下です。
- 頑張っても報われない
- あなたの時間は安くない
理由① 頑張っても報われない
まず残業を頑張っても報われません。成果と残業時間は往々にして相関しません。
残業が多い組織というのはそもそも構造的な問題を抱えている可能性が高いからです。
- ビジネスモデルが破綻している
- マネジメントが無能で無駄な仕事が多い
- 慢性的な人手不足
そんな環境でどれだけ頑張ってもあなたが報われることはありません。
仮に頑張りが評価されて出世したとしても会社が傾けば意味がありません。大企業でも傾く時代です。社員に無理を強いるような会社が永続するとは思えません。
ちなみに私が新卒入社した会社は業績が悪化し買収されて社名が変わってしまいました。
私は新卒から2年間と割り切ってすぐに脱出しましたが、残っている元同僚の話を聞くとホントに悲惨です。リストラ、給料ダウン、親会社から出向してきた20代の若手が上司になったりとちょっと笑えない状況です。
私は3社目で外資系企業のマーケティング部門に転職し残業0で年収は当時の2倍になりました。あの時残らなくてホントに良かったです。
理由② あなたの時間は安くない
残業をするということは、あなたの貴重な時間を提供しているということです。
それでは、残業代っていくらでしょうか?仮に1時間2000円〜3000円の残業代が出るとしてそれは価値に見合っていると思いますか?(出ない場合は論外です。即転職です)
私は割に合わないと思っています。
残業が無ければ、家族など大事な人と時間を過ごしたり、自己投資に使ったり、副業もできます。
仮に、残業月50時間すると年間600時間になります。その時間をスキルアップや副業に使えば将来的にリターンは相当大きなものになるはずです。
私は転職によって残業が無くなり手取りは大きく減りましたが、空いた時間で本業のスキルを活かしてコツコツ副業していたら、毎月本業の月給並は稼げるようになりました。
今は余裕で定時退社しつつ、副業とのダブルインカムで金銭的にも精神的にも余裕ができました。
副業で稼ぐのは大変ですが、本業以外の収入源があると会社に依存する必要が無くなり相当精神的に楽になりますよ。
副業についてはこちら
サラリーマンが絶対してはいけない副業とおすすめの副業を紹介
転職の前に残業を減らすことができないか考えてみよう
まずは、今いる会社で残業を減らすことができないか考えてみたいと思います。
個人の努力で減らすことは不可能なレベルなら選択肢は転職しかありません。
残業を減らすための解決策は以下3点です。
- 無駄な作業をしない
- 人に仕事を振る
- 時間を決めて帰る
無駄な作業をしない(目的の確認)
サラリーマンの仕事の多くは無駄です。
どういう意味かと言うと、目的の無い=本当は不要な仕事が多いということです。
あなたが頼まれる仕事に対して、以下を常に考える癖をつけてください。
- 目的は何か?
- 目的を達成するための手段として適切か?
企業で働いている以上、価値を生まない仕事はやる必要がありません。そのためには常に何のためにやるのか目的を考える必要があります。
営業やマーケティング部門であれば、売上や収益に貢献しない仕事、人事や総務であれば、社員の働きやすさやパフォーマンスに貢献しない仕事は不要です。
例えば、私はマーケティング部門でデータを分析する仕事をしています。
目的は分析によって会社の意思決定の精度を上げること。その目的に貢献しない分析はゴミなのでやりません。
社内の様々な部門から依頼がありますが、このうち私が正式に依頼を受けるのは半分くらいです。残りの半分の依頼は目的が無く、ただ上司に言われたとか、何となく見ておきたいとかそんなレベルの依頼なのです。
そこでは、まず目的を確認し、目的を達成できる依頼であれば受けますし、そうでなければ一度突き返すようにしています。
すると、不思議と考え直して依頼してくる人はごく一部で大半は依頼が無くなります。要は不要な仕事を頼んできているのです。
私が依頼された仕事を全て受けていたら毎月50時間以上残業をしても何も成果は出ないでしょう。なぜなら受けても会社の収益に貢献しない仕事だからです。
人に仕事を振る
自分がやるべき仕事と人に振るべき仕事を明確にすることが重要です。
部下を持たない方でも社内で人に仕事を頼むことを意識してください。
例えば、忙しければ社内の派遣さんやスタッフさんに依頼している仕事を忙しくないから自分でやってしまうというケースです。
私は暇になっても自分でやるべきでない仕事は人に振るべきだと思います。常に自分を空けておくことで急ぎの仕事に対応できキャパを拡げることに繋がるからです。
そうすることで常に仕事に追われず自分でコントロールしやすくなります。
全て自分でやらないと気が済まない職人肌の同僚は毎日のように忙しそうに残業していますが、私より成果を上げているわけではありません。
残業0の私の方が圧倒的に生産性が高いはずです。
時間を決めて帰る
意外と簡単な解決策が時間を決めて帰ることです。
そんなこと言える空気じゃないという方は、嘘でも良いので、子供や親の介護など家族を活用した最もらしい理由を作ってでも帰る宣言しましょう。自分を守るために嘘をつくくらいのしたたかさが必要です。
残業が必要以上に長くなる原因の1つに帰る時間を決めないことが大きいからです。
帰る時間を決めることで1日の使える時間と時間内でこなせるタスクを設定していますので効率的に仕事をこなして帰れるようになります。
私のチームでは毎朝ショートミーティングで1日のタスクと帰宅時間を宣言するようにしています。これをやってからチームの残業時間は目に見えて減少しました。
マネージャーなら、自ら早く帰り部下にも早く帰ることを奨励しましょう。上司が帰れば部下は帰ります。
私が所属している外資系企業では、上司が帰るまで帰れないという風習はありませんが、それでも、上司が早く帰るときほどそのチームの部下が帰る時間が早い傾向は顕著です。
残業が減らせない環境なら転職する【遠慮なく逃げろ】
個人の努力で解決できない環境で追い込まれていらなら迷わず転職しましょう。
KOUSHO
ホントに逃げてください。世間体とか家族の反対とか同僚に迷惑がかかるとかそんなことどうでもいいです。あなたの身体とキャリアはあなたが守るしかないんです。
特に残業に悩む方は、今すぐ転職を考えていなくても転職サイトに登録しておくことをおすすめしています。理由は以下です。
- 選択肢が増え心に余裕ができる
- 転職には準備期間が必要
- プロからアドバイスがもらえる
もし転職の準備をする余裕すらない方は、家庭の事情や体調面などを理由に残業をしないでいい状態を無理やり作ってください。
このままズルズルいくとあなたの体調やメンタルが壊れるか、会社自体が傾いた時に年齢やスキル不足で転職が難しい可能性もあります。
転職エージェントに登録すべき理由は以下を参考にしてください。
転職予定が無くても、転職エージェントに登録しておくべき理由
まとめ
残業を排除すべき理由
理由① 頑張っても報われない
理由② あなたの時間は安くない
現職で残業を減らすためにすべきこと
①無駄な作業をしない(目的の確認)
②人に仕事を振る
③時間を決めて帰る
残業が減らせない環境なら転職する
今すぐ転職しなくても転職エージェントには登録しておく
理由① 選択肢が増える=心に余裕ができる
理由② 転職には準備期間が必要だから
理由③ プロからアドバイスがもらえる