広告代理店からの提案資料構成
事業会社のマーケ部門にいると、代理店から新規の提案を受けることが多いんです。
当然それは普段の仕事の中であったり、比較的きちんと準備してのものだったり。
今回は比較的きちんと準備していただくときの話。
新規の提案って、当然なにかの目的があって依頼させてもらったり、あるいは提案いただくわけで。
代理店からの提案って、結構HOW寄り、つまり手法とか細かい枝葉の話の部分が多いんじゃないかな、って思う出来事がありました。
なのでちょっとアドバイス。
広告主側視点でみると、提案に対してGO or NO GOの判断をするのは、HOWの部分ではないんですよね。
もっと上流の、
- いまそれってリソース割いてやるほどクリティカルか、重要か(広告主側も当然忙しいし色んな仕事がある)
- どんな効果とかがあるか、そしてそれは今のマーケ方針と合っているか
っていう観点で聞いているんですよね。
つまり、代理店が出来ることで判断しているというより、自分たちの事業を伸ばすために今必要か、
あるいは大きな会社だと、この説明で上司に説明できるかどうか、っていう観点です。
新規提案に限らず、コンペとかも同じで、
「我々はこんなことが出来ます」
「シミュレーション上、このぐらいCPA改善できます!」
「こんな体制で取り組みます!」
「こんな優秀な人材をアサインします!」
っていうことより、もっと上流の話を聞きたいんです。つまり
我々は、貴社のこときちんと理解していますよ
そして、どういう考え方や戦略を持って貴社の広告を改善、事業を伸ばすことに貢献します
っていう部分なんです。
そのための前提として、釈迦に説法な、
広告市場の分析
競合他社の分析
自社の立ち位置
そこから導き出される「なにを取り組むべきか(HOW)」、
そして
それを実現するためのリソースのアサイン、
っていう話を聞きたいんです。
提案資料の中身がすごくHOWの部分に寄っている会社、あるんじゃない?と思ったことがあったので、
もしこの記事を読んだ代理店の方は参考にしてみてください。